カスタムラベルを使って、競合サイトとのベンチマークのやり方 【中級】
競合ベンチマーク、ページのA / Bテスト、合成データとRUMデータの比較に重要です。
Written by Tammy Everts
下記に、カスタムラベルを使用する方法です。
・競合ベンチマーク
・サイトのA / Bテスト
・合成データと実ユーザ(LUX)データの比較
・LUXクエリのタイムアウト回避
競合ベンチマーク
いくつかのURLをグループ化し、それらをベンチマークして比較するには、ラベルが重要です。 「The Verge」というメディアで行った競合ベンチマークのデモがあります。
設定ページで、最初に監視する個々のページを追加します。 ホームページにカスタムラベル「Home」を、記事ページにカスタムラベル「Article(記事)」を付けます。 異なる記事ページのパフォーマンスを比較したい場合は、個々のURLをさらに追加し、すべてに「Article(記事)」ラベルを付けます。
「Add Site」ボタンをクリックすると、競合ベンチマークの設定が開始されます。
「TechCrunch」をベンチマークに追加しているので、「Site Name」フィールドに名前を入力してURLを追加します。 最初に追加するURLはホームページのURLです。 「The Verge」のホームページに付けたラベルに対応するカスタムラベル「Home」を付けます。
競合他社のURLを設定画面に追加し、すべてのホームページにカスタムの「Home」ラベルを付けました。 私たちは1か月間、すべてのURLにわたって合成テストを実行し、多くのデータを収集しました。 「Benchmarking dashboard」にアクセスすると、そのデータをページタイプでフィルタリングできます。 ここでは「Home」とラベルを付けられたページのすべての結果を見ることができます。
また、「Benchmarking dashboard」には、「Home」とラベルを付けられた各ページの、レンダリングの最新フィルムストリップビューが表示されます。
サイトのA / Bテスト
SpeedCurveは、競合他社とのベンチマークだけでなく、独自のURLのバリエーションも簡単に比較確認できるように設計されています。 たとえば、広告をオンにしたサイトと、広告をオフにしたサイトをテストすることができます。
これを行う最善の方法は、同じサイト内にURLを複製するのではなく、サイトを追加することです。URLは各サイトの中で重複して設定できないため、同じURLでのバリエーションを管理するのは難しい場合があります。 WebPageTestスクリプトを使用して、テストした実際のURLを変更することもできますが、複数のサイトで管理する方が簡単です。
たとえば、「通常サイト」と「広告なしのサイト」というサイトを追加します。 その後、各サイトで同じURLを追加し、スクリプトまたはクエリパラメータを使用して「広告なしのサイト」の広告を無効にします。両方のURLに「Home」のような同じラベルを付けることで、サイトとURLを「Benchmark」ダッシュボードで簡単に比較できるようになります。 この方法で、各パターンのフィルムストリップの対比と、各パターンの違いを正確に示すアセット比較チャートが得られます。
合成データと実ユーザ(LUX)データの比較
合成データとLUXデータを比較するには、「LUX.label」でタグ付けされたページビューと合成設定のURLに、同じラベルを使用する必要があります
「Favorites dashboard」を使用すると、データを多種多様に細かく分割することができるカスタムチャートを作成できます。 これには、合成データとLUXデータの比較が含まれます。
「Favorites dropdown」のほとんどの選択リストでは、上位20件の結果が表示されます。 しかし、ページラベルには20以上の選択肢があります。 トップ20圏外の選択肢の1つを検索する場合は、「カスタムラベル」オプションを使用します。 そこでは検索したい選択肢を入力することができます。
LUXクエリのタイムアウト回避
ラベルを使用すると、LUXクエリのタイムアウトを避けることができます。 URLに基づいたクエリは、最も遅いフィルタです。 ページラベルを使用する方が良いでしょう。
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