【事例】WEBからの送客・誘導で販促をアップさせます

ユーザーが求めている情報を伝えたかった
PCサイトは前回のリニューアルからかなりの時間が経過しており、増改築が何度も繰り返されたために、オペレーションを含めて、ユーザーに届けたい情報がきちんと反映されないという問題がありました。
またスマートフォン対応はフィーチャーフォンサイトからの変換システムだったために、コンテンツ、画像表現など PCサイトに比べて大きな制約があり、こちらも十分な情報提供ができていませんでした。
情報をきちんと届けることがゴール
大前提として2つの目的がありました。KGI(目標達成の指標)としては…
(1)ブランドサイトとして、ユーザーにキャラクターや商品の情報をきちんと届ける (2)Webを通じた販促で売上をアップさせる
の2つです。
(2)の売上アップはこれからですが、そのためは公式サイトからECサイトへの「送客」と同時に、実店舗への「誘導」をやっていく必要があります。これは今後の課題でして、PCとスマートフォンを使っていかに「送客」「誘導」を行っていくかについて挑戦していきます。
スマホの割合は早々に60%を越えてくるはず
スマホの割合は、2013年の4月で50%前後でした。それが秋には55%に達し、2014年は早々に60%を越えてくるはずです。
そうなるとモバイル側はもっと強化しないといけません。公式サイトだけでなく他の各サイトもモバイル対応を強化する必要があります。
またスマートフォン対応だけではなく、女性層に広がっているタブレットにも対応させていくという、根本的な問題に対しても検討していくつもりでいます。
デザイン、表示スピード……One Webのサービスを選択
いくつかのアプローチやソリューションを検討しました。
まず、レスポンシブウェブデザインです。この方法では、本サイトでは画像を多く使うために、表示スピードが遅くなるということが懸念されました。また、結構IEの7と8のユーザーが多かったためにレスポンシブウェブデザインは除外しました。
次にサーバーサイド・テンプレート調整。コスト面で厳しいことと、「CMSに多くの機能を持たせるべきではない」との判断から見送りました。
最後にコンバートサービスをすべて比較検討しました。最終的には、プロキシーソリューションではURLが異なることが懸念され、結局One Webの「モビファイ」を選んだわけです。デザインの自由度とともに表示スピードにも満足しています。
※「モビファイ」はクラウドで実現するレスポンシブWEBデザインであり、Googleのマルチスクリーンベンダーとして認定されています。
やっとデジタルマーケティングができる!
今回のリニューアルでは、WEBを整備しスマートフォン対応もしました。またメールマガジンの内容もリプレースし、トータルにWeb計測がしっかりできる環境も用意しました。
これでやっとデジタルマーケティングを行うためのプラットフォームが出来たと考えています。スタートラインに立てた今は、今後どのようにコンテンツパワーを高めていくかが課題です。ユーザーニーズを見極めて、しっかり対応していきたいと考えています。
また、ECサイトや実店舗への「送客」「誘導」ですが、これまで外部から企業サイトを見てきた経験を生かし、よりユーザーに役立つ、サンリオらしいサイトのあるべき姿を実現していくことが、私のミッションと考えています。応援をどうぞよろしくお願いします。
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