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レスポンシブウェブデザインへの期待と不人気

マルチデバイス

レスポンシブウェブデザインの期待と難しさとは?

これまでも、マルチスクリーン対応のために、レスポンシブWEBデザイン(RWD)という手法が注目されてきました。かつては「リキッドデザイン」、その後は「可変グリッドデザイン」、最近では「レスポンシブWEBデザイン」として注目を集めています。

この背景を分析すると…
1)Googleが今後のマルチスクリーン対応の解決策として推奨してきた
2)コーディングを駆使する上で Webデザイナーにとってはチャレンジングな手法
これらがいまだにHotな状態をキープしているのでしょう。

企業が敬遠するレスポンシブウェブデザインの課題

ところが、企業のWEB担当者にとっては、やっかいなアプローチとして、少々あきらめ感があります。つまり敬遠気味なのです。

その理由として…
1)制作コストが3倍近くかかってしまう
2)フルリニューアルが必要で、そんなコストは出せない
3)更新運用が少し面倒であり、改修などにはそれなりのスキルを要する
4)ローディングスピードが遅い
5)そもそもモバイルファーストで設計がされていない
以上のような課題を抱えています。

responsive_design

レスポンシブウェブデザインでは儲からない!?

ところが、制作サイドからもレスポンシブWEBデザインがあまり好まれない、という考え方もでてきました。あるWebデザイナーによると、「割にあわないんですよ。結局、レスポンシブWEBデザインでは、1ページで3ページ分をまかなうわけです。ところが、3倍のお金が請求できません。せいぜい請求できても2倍程度です。つまり、作業負荷などは3倍以上もかかるのに、コストとして見合わないんですよ」

このあたりも、ちょっと課題の多い話です。このままでは日本のレスポンシブWEBデザインの勢いがなくなっていまうのではないでしょうか。うーん。

アダプティブウェブという柔軟な方法で

こうしたレスポンシブWEBデザインというものに対して、「アダプティブWEB」という概念も登場してきました。

ResAdopt_designアダプティブWEBとは「既存のPCサイトを元に、各スクリーンにアダプティブ(適合)させていこう」というものです。これはレスポンシブWEBデザインという手法の良さは認めつつ、形式にとらわれないで、柔軟な姿勢で適合策を図っていくというアプローチです。図にすると右記のようになります。

アダプティブWEBとは、まだ日本では聞き慣れない言葉ですが、米国ではアーロン・グスタフソンによる解説書も登場してきました。

アダプティブWEBの良さとはなんでしょうか?

この概念のとらえ方にはいくつかありますが、1つは、リニューアルが必要なく、現在のPCをベースに対応できることです。アダプティブWEBが広まるということは、現在のレスポンシブWEBデザインという手法を取り込み、もっと柔軟で小回りの利くWEBアプローチがどんどん増えてくるということになりそうです。

 

この記事を書いた人
C1-5 占部雅一
株式会社ドーモ 代表取締役
雑誌の編集者を経て1995年にWeb制作会社を設立。女性コミュニティサイトの立ち上げ・運営、メディアサイトのコンテンツや広告開発に従事。近年は「マルチスクリーン対応」を意識した企業サイトのモバイル対応を推進。ユーザーベネフィットを生み出すモバイルWebの在り方を提唱している。
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Mobify(モビファイ)とは

Googleが認定しているマルチスクリーン対応のための最適化サービス。
デバイスに応じ、専用にデザインされたサイトを表示することができます。
ページの表示を高速化させる仕組みも持ち合せており、ユーザーの離脱を防ぐことが可能です。

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