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憧れの仕事丸わかりシリーズその2 映像クリエイターの仕事の流れは?

Web業界では、数年前から「動画の時代」と言われています。
広告としての動画に限らず、「新商品の使い方」「〇〇料理の作り方」など、Webサイトで動画を使って紹介することで、集客力もアップすると言われています。

今、大注目されている、映像クリエイター。

気になる仕事内容や収入、映像クリエイターになる方法などを、デジタルハリウッド横浜校のネット動画クリエイター専攻トレーナー、高橋遼さんのコメントと共にご紹介します。


■コメント・高橋遼さん プロフィール
最先端技術からアナログ技術を結ぶクリエイティブを提案。朝日新聞AR広告プロジェクト、スターバックス・コーヒージャパン 「清川あさみコラボキャンペーン」、HISプロモーションJリーグ様「ヤマザキナビスコカップ2012ARプロモーション」等、多数のプロモーションを手がける。サンシャイン水族館「ペンギンナビ」では、カンヌライオンズ(旧:カンヌ広告祭)での最高賞のゴールドなど、受賞歴多数。

  1. 動画製作の役割分担
  2. 動画ができるまで
  3. 撮影までの事前準備~プリプロダクションとは
  4. 撮影~何を使ってどう撮るのか
  5. 仕上げの編集~ポストプロダクションとは

動画制作の役割分担

仕事としての動画制作は、クライアントから仕事を受けて、企画から撮影、編集など、すべてひとりで行う場合もありますが、一般的には多くの人が関わってつくられています。高橋さんの仕事の仕方を一例に、全体全体の流れを見てみましょう。

■クライアント
動画制作を依頼する企業や、企業から仕事を受注し、動画クリエイターに仕事を依頼する広告代理店や制作会社のことです。制作したい動画の目的、ターゲット、イメージなどのおおまかな内容はクライアントから伝えられます。

■ディレクター(映像クリエイターの仕事その1)

クライアントからの依頼にもとづいて、どのような映像にするか、具体的に企画し、コンテ(映像のコマ割り)をつくります。映像カメラマンと一緒に作ることが多いです。必要に応じて依頼するキャスト(出演者)や照明、サウンドデザイナーなどに依頼し、動画づくりの全体を取りまとめます。

■カメラマン(映像クリエイターの仕事その2)

映像を、実際に撮影する人です。絵コンテに合わせて、映像ディレクターがイメージする映像を撮影します。

■モーショングラファー

映像に動くイラストやアニメーションをつけたいときに、動画制作に参加します。

■エディター(映像クリエイターの仕事その3)

撮影した映像を編集します。必要な映像を選び、つないでいくことで、1本の動画に仕上がります。テレビ番組や映画の編集作業と同じです。

■サウンドエンジニア

その動画の音を整える人です。たとえば、しーんとした場面を撮影しても、エアコンや虫の羽音など、かすかな音が録音に残っています。こうした雑音などを消すなど、音について調整します。

■必要に応じて動画撮影に参加する人たち

・キャスト - 出演者のことです。俳優やモデルなどに依頼します。

・スタイリスト、メイク – キャストのファッションやメイクを担当します。

・照明 – 映像カメラマンが照明を担当することも多いですが、大きな案件では、照明の専門家に依頼します。

・サウンドデザイナー - 効果音など、特殊な音を使うときに依頼します。

動画ができるまで

たとえば、企業から依頼されたプロモーションの動画の場合、撮影には2-1でご紹介した多くの人々が参加します。「イメージが違うから撮り直し」とはできないのが、動画クリエイターの仕事です。

ですから、打ち合わせや企画立案、コンセプトづくり、絵コンテ作成など、事前の準備は、最も時間をかけるところです。クライアントはもちろん、動画クリエイターなど、動画づくりに関わる人たちがすべて、動画のイメージや政策目的などを理解しておくことが大切です。

この作業をプリプロダクションと呼びます。
そして、撮影プロダクション、ポストプロダクション(編集)と進みます。

撮影までの事前準備~プリプロダクションとは

まず、「与件整理」という作業があります。クライアントが「いつ、どんなも
のを、どんな目的で」必要としているのかを把握する作業です。打ち合わせの前に行われることも多いようです。

次に、打ち合わせとなります。オリエンテーションとも呼ばれます。クライアントと制作していく映像について、意思疎通しながら方向性を決めていきます。映像を作るために、実は一番重要な部分でもあります。

企画や立案やコンセプトづくり、絵コンテ作成、ロケ地や出演者を決めるなど、プリプロダクションと呼ばれる撮影前の作業ですべて決められ、クライアントほか関係者全員が共有します。

撮影~何を使ってどう撮るのか

撮影に必要なのは、まずカメラ、マイク、照明です。もちろん、ほかにもさまざまな機材があります。

カメラやマイク、照明など主な機材は、さまざまな種類があるので、それらをつくりたい動画の場面に合わせて、使いこなす腕が必要です。

スタジオや店を借り切って、自然の中で、会社や工場の中など、撮影場所は、依頼によって無数にあります。

外で撮影するときは、自然の草花をさりげなく入れると華やかなイメージの演出になりますし、室内の人物撮影では照明の当て方でまるでイメージが変わります。

撮り方によって、多彩な表現を実現できるのが、動画づくりのおもしろいところだと言えるでしょう。

仕上げの編集~ポストプロダクションとは

撮影した映像を編集することを、ポストプロダクションと呼びます。
編集ソフトを使って、いらない部分を削除したり、ナレーションやBGM、テロップを入れたり、色味を調整したりします。

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髙橋さん

映像クリエイターのおもしろいところは、クライアントの目的、イメージを映像として伝えるために、自分のアイデアによって効果を演出できるところですね。

あるとき、某企業の工場の紹介映像制作の仕事がありました。本社では、自社の商品がどうつくられているかよく知らない。工場では、自分たちの仕事が、どう評価されるものなのかよくわかっていませんでした。

そこでぼくは、映画のような演出で工場の仕事を撮影したんですね。
すると、それを見た工場の社員たちは、「自分たちは、こういう商品をつくる、こんなすごい仕事をしていたんだ」と、仕事のモチベーションが上がったんです。

そして、それを見た本社の社員たちも、「自分たちの販売している商品は、こんなふうに作られているんだ」とわかり、双方ともに仕事への誇りを感じられる結果となりました。

結果として、企業全体がいい雰囲気に包まれた案件だったと思います。だから僕は、企画や撮影が一番好きですね。

最近は、企業の受付に動画を流したり、タブレットで動画を見せて営業ツールにしていることも、多くなってきました。動画クリエイターにとって、市場が広がっていると感じています。

この記事を書いた人


モバイルラボ 編集部
ヨコハマ・モバイルラボとは? モバイルならではの表現ってなんだろう? 一瞬のひらめきや感動は手のひらから始まっています。 新しいクリエイティブのカタチをここから探してみましょう。
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