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【W2×ドーモ対談】サイト速度を改善することでCVRの向上 ~快適なスピードでサイト遷移することでお客様の離脱を防止~

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EC事業の「成功」にこだわる最先端ECプラットフォームを展開するW2株式会社 代表取締役 CEO 山田 大樹氏と、性能改善サービスの中心となるパフォーマンス計測・監視ツールを提供する株式会社ドーモ 代表取締役 占部 雅一氏が「サイト速度」をテーマに対談を行いました。サイト速度に注目が集まっている経緯やサイト速度の課題に対してどのように解決に試みているかについて語って頂きました。サイト改善をすることでユーザーの離脱防止やコンバージョン率の向上が実現できます。

■W2株式会社について

W2株式会社は、EC事業の「成功」にこだわる最先端ECプラットフォームを展開するシステム会社です。社員の70%超がエンジニアで、テクノロジーをリードする精鋭企業。開発100%内製に加えて、「営業→導入→開発→カスタマーサクセス」の全ての工程も内製。お客様の事業成功を導く体制/仕組みが整っています。ECと店舗を通じたより滑らかな購買体験を実現する当社のビジネスブランド「W2 Unified Commerce」は、D2Cリピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repaet」、OMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「W2 Unified」を展開しています。業界トップクラスの「平均売上成長率」を実現しており、グループにも「コンサル」「デザイン制作」「運用代行」が揃い、W2グループとして最大のEC価値創出ができている企業です。

■株式会社ドーモについて

 ドーモは2000年からモバイルを中心としたエンゲージメントソリューション事業、教育事業を展開しています。性能改善サービスの中心となるパフォーマンス計測・監視ツール「SpeedCurve(スピードカーブ)」、セキュリティ&パフォーマンスCDN「Cloudflare(クラウドフレア)」などの各種サービスのご提供に加え、Web・映像専門スクールのデジタルハリウッド STUDIO横浜を展開しています。

ユーザーの利便性には「サイト速度」が重要

Q1:世間からページ表示速度の速さを求められてきた背景について教えてください。

占部:ページ表示速度はユーザーの利便性に直結する重要な要素となります。ページ表示速度が遅いことにより、ユーザーはページを閲覧するまでに時間がかかりストレスを感じてしまいます。ストレスを感じることはコンバージョンにも関わり、ユーザーはサービスに興味があり、サイトを訪れてもページが表示されないことや商品購入や資料請求の際にページが変わらないことでサイト離脱し、コンバージョン率の低下につながります。

また、サイト速度が遅いことでSEOでもページ上位表示に影響が出ることから取り組むべき課題としてIT業界全体ではページ表示速度に力を入れていない企業はほとんどいないです。

Q2:EC事業でも提案段階からサイト速度を気にされるお客様はいますでしょうか。

山田:お客様の中にもサイト速度について気にされる方はいます。管理画面は5秒以内、フロント画面は3秒以内でページを表示させたいという要望などを挙げるお客様は過去にいました。ページ表示速度の遅れはサイト構築に原因がある場合と運用側での画像やサイトデザインなどのデータ量に原因がある場合があります。

W2では製品基盤チームとインフラチームがあり、課題が出たタイミングでCDMやシステム開発などで都度対応しお客様の負担がかからないように常に改善を行い続けています。

0.1秒ページ表示が遅れるごとに売上1%の低下

Q3:ページ表示速度の遅れることによりどのような影響がありますでしょうか。

占部:先程の質問でも少しお伝えしましたが、ユーザーのサイト離脱やコンバージョンに大きく影響してきます。2006年、Amazonの調査レポートによるとページ速度の遅れは0.1秒ごとに1%のコンバージョンが低下します。この頃からサイトに対する表示スピードの意識が年々と高まっていきました。

ユーザーは、より多くの商品をスピーディーに見たいことや購入完了までのフローも同じくスピーディーに体験できることを求めています。

山田:占部さんが仰った通り、ユーザーのサイト離脱やコンバージョンに影響してきます。
お客様によっては構築の際にページ表示速度の定義を決めていることもあるため、W2のシステムでできることとできないことを明確にし、お客様の方で対処しなければいけないことはW2の方でもサポートしつつカートシステムの導入をして頂いています。

「サイト速度」を測定・改善に「Speed Curve」を活用

Q4:ページ表示速度の遅れについてどのように解決の提案をしていますか。

山田:W2では、定期的にシステムバージョンアップを行い常にお客様が快適にシステムを利用できる体制を整えています。それとは別に、お客様の運用面でもページ内の表示速度を改善するために画像データ容量を軽減したほうが良いという提案や、ドーモさんのような外部システムを導入することで、どこにボトルネックがあるか測定できるシステムの案内を行いサポートしています。

占部:山田さんが仰ったようにドーモのサービスの1つにサイト表示の速度を測定・改善するサービス「Speed Curve スピードカーブ」を提供しています。このサービスの特徴として、時系列に連続的な計測やコアウエブバイタルの計測、スコアの監査、シンセティックテスト、ユーザーモリタリングなど様々な観点から計測・分析ができます。

Speed Curveをお客様に導入して頂くとともにサイト速度改善のサポートを行っています。

「サイト速度」向上にドーモとW2の連携強化

Q5:W2とドーモがパートナー連携を強化することでEC事業にどのような影響を与えることができますでしょうか。

占部:W2さんのカートシステムはEC事業の売上を上げていくために必要な「集客」や「販促」、「業務改善」などの機能が標準で搭載されています。その他にも、Speed Curve のような外部システムの連携も多様にシステム連携が可能です。ドーモではサイト表示スピードの改善や総合セキュリティ対策などを強みとしていますので、W2さんのカートシステムを導入しているお客様に対してさらなるEC事業を拡大するためのサポートができると考えております。

そのため、W2さんとのパートナー関係を今後一層強化しEC業界を盛り上げていきます。

山田:ユーザー利便性の向上と改善は今後追求していかなければならないと考えております。その1つとしてページ表示速度の改善があります。W2ではEC事業を拡大していくための基盤は整っており、お客様からの高度な要求に対してはパートナー様とのシステム連携することで課題を解決しています。

ドーモさんとはお互いのシステムの特徴を理解しているため、今後もより良い関係性が続き、ともにEC業界を盛り上げていくパートナーとして切磋琢磨していきます。

D2C・リピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat」について

定期購入などサブスクリプションコマースに特化したクラウド型通販システムです。ステップメール、ページ一体型購入フォーム、アフィリエイト広告管理、電話受注システム、オンライン・オフライン受注統合などサブスクリプションコマースに必要となる管理業務に対応しています。また、「W2 Repeat」はサブスクリプションコマースに必要な機能を備えているだけでなく、売上平均成長率354%のマーケティングツールを標準搭載し、60%のコスト削減を実現する充実したオペレーションツールを兼ね備えたサービスです。食品業界に特化したECプラットフォーム「W2 Repeat Food」も提供しております。

OMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「W2 Unified」について

「W2 Unified」はフロント画面管理・バックオフィス管理・CRMマーケティング・CRMなどを標準搭載しているAll In OneのOMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォームです。業界NO.1のセキュリティで安定したECサイト運営を実現しつつ、セールやクーポンなどの販促からSNS投稿の連携など、最新のマーケティングを行うための機能を兼ね備えています。「W2 Unified」には、クラウドコマースプラットフォームで無償バージョンアップ対応のプラン「W2 Unified Value5」と、顧客ごとにプラットフォームを独自にカスタマイズ対応ができるプラン「W2 Unified Enterprise」があり、顧客のニーズに対して柔軟に対応することが可能なECプラットフォームです。

SpeedCurveについて

SpeedCurveは、Web表示スピード改善をするためのツールとして、シンセティック+RUM(リアルユーザーモニタリング)での2つの計測手法を用意しています。物理的なサイトのコンディションを把握するためのシンセティック計測。実際のユーザー動向を測るためのRUMで、2つの手法で改善を進めます。

SpeedCurveの特徴7
 1.改善をするための計測ツール
 2.時系列で計測
 3.ひと目でわかる改善ポイント
 4.コアウエブバイタルの計測・分析
 5.リバウンド防ぐ、アラート設定&レポート機能
 6.競合・ベンチマーク比較で改善の目標を明確
 7.UXを軸とした指標